解釈を変える

今回は解釈が変わった経験をシェアしました。

 

■いいんじゃない

いつも学校で1番の成績を取っているAさん

1番が当たり前だと思っていた

普通にやっていれば1番になれると思っていた

しかし、前回のテストでは間違えが多く

取ったことの無いような低い点数だった

「どうしよう。お父さんに怒られる」

いつもテストの結果を見せると喜んでくれるお父さん

こんな点数ではお父さんに怒られてしまう

「どうしよう」

不安を抱えながらテストの結果をお父さんに見せた

「お父さん、ごめんなさい」

お父さんは黙ってテストを見ている

しばらくしてお父さんは言った

「まあ、いいんじゃない」

「えっ?」

「まあ、いいんじゃない。

今回はジャンプする為にしゃがんだんだよ。

しゃがんだんだから跳び上がるしかないよね。

次に生かさなくちゃ。

できなかったからダメな訳じゃない。

次に生かせないのがダメなんだよ」

 

■良かったね

新しく入った会社での営業研修も今日のロープレ試験で終了するBさん

ロープレ試験に合格したら明日から現場に出られる

でも、ロープレ試験は簡単じゃない

厳しいマネージャーが納得できなければやり直し

一発で合格できる人はなかなかいない

同い年のあいつは一発で合格したから俺も一発で合格しなきゃ

ロープレが終わった

「うーん。そうだな。

もう少しこうしてみたら、もっと良くなると思うよ。

もう一回やってみようか」

「はい、わかりました」

2回目のロープレが終わった

「すごく良くなったよ!合格だ」

「ありがとうございます」

夜、合格祝いで先輩と飲みながら

「一発で合格したかったなぁ」

「何言ってるんだよ。一発で合格できなくて良かったじゃない」

「なんでですか」

「あの忙しいマネージャーに2回目もロープレを見てもらえたんだぞ。

そんな時間はなかなか取ってもらえないよ。

しかもフィードバックをもらえて格段に良くなったんだから、

一発で合格しなくて良かったじゃないか」