腕力でたくさんの人を動かすことはできませんが
言葉の力なら多く の人を動かすことができます。
人が動きたくなるような「魔法の言葉」があるのです。
新しいことにチャレンジするか迷っている相手に
「やりたいって思ってるんでしょ。
自分を信じてやってみたら?
どうしても必要な時は力を貸すから」
と背中を押してあげたり
失敗した相手に
「どうした? 君の力はこんなものじゃないでしょう。
まだ余力が残っているんじゃないのか?」
と奮い立たせたり
これらは言葉のテクニックではありません。
普段からどの様に関係性を構築していて
相手の本気を受け止めて
自分の本気で考え抜いて
「自分だったら」ではなく
「相手の今の状況」を想像して
発せられる言葉が、人を動かす「魔法の言葉」になるのです。
悩みを相談された時に、難しく考えすぎずにやってみようと伝える言葉も、
自分だったら悩まないという思いから発せられる
「そんなに悩まないでやってみようよ」
という言葉と、
相手の状況を想像したうえでの
「そんなに悩まないでやってみようよ」
は全く別の言葉として伝わります。
「魔法の言葉」は一方的に発することはできず
相手との関係性の中で生み出される言葉なんですね。